「SEO対策はしているけれど、最近はAI検索にどう対応すればいいのか分からない」――そんな声を、お客様からよく耳にするようになりました。
実は当社自身も、この半年ほどで自社サイトの運用方法を大きく変え、その結果を身をもって体感しています。今回は、当社が実践している「AIO(AI最適化)」という考え方と、そこから見えてきた変化についてお話しします。
「AIO」とは何か
SEO(検索エンジン最適化)が、Googleなどの検索エンジンに評価されるためのサイト作りだとすれば、AIO(AI Optimization/AI最適化)は、ChatGPTやGoogleのAI Overviews、Perplexityといった生成AIに「情報源として選ばれ、引用される」ためのサイト作りという考え方です。
AIは、情報が整理されていて分かりやすく、かつ継続的に更新されている発信元を信頼しやすい傾向があると言われています。つまり、従来のSEOの延長線上にありながらも、「更新頻度」「構造の分かりやすさ」「情報の鮮度」が、これまで以上に重視される時代になってきているのです。
Claude Codeによる「更新し続ける」という実験
当社では今年3月から、Claude Code(AIコーディングツール)を使って自社ホームページを継続的に更新する運用に切り替えました。サービスページの追加・改修、コラムの執筆、会社情報の整備など、これまでなら都度外部へ依頼していたような更新作業を、AIと一緒にかなりの頻度で行えるようになったのです。
更新は、決して大がかりなリニューアルではありません。ページ構成を整理する、情報を分かりやすく書き直す、新しいサービスや実績を追記する――そうした地道な更新を、こまめに積み重ねてきました。
3か月で、アクセスが一変した
この運用を始める前、当社サイトのアクセス数は1日あたり1〜2PV程度でした。正直なところ、ほとんど見られていない状態です。
ところが、更新を続けて3か月が経った頃から状況が変わり始めました。今では、1日のアクセスが100PVを超える日も珍しくありません。
さらに印象的だったのは、協業に関するお問い合わせなど、具体的な反応が増えてきたことです。アクセス数そのものよりも、「サイトを見て連絡をくださる方が増えた」という実感の方が、私たちにとっては大きな変化でした。
「ChatGPTに挙げてもらったら、御社が出てきました」
そのきっかけを裏付けるような出来事がありました。実際にお問い合わせをいただいたある企業様にヒアリングしたところ、「ChatGPTに協業できそうな企業を挙げてもらったら、その中に御社があった」とのことだったのです。
つまりその企業様は、Google検索で当社を見つけたのではなく、ChatGPTに相談した結果として当社の存在を知り、連絡をくださったということになります。これには私たちも率直に驚きました。
「AI×AI」の時代へ
ここで起きているのは、単に「人がAIに検索を頼むようになった」という話だけではないと感じています。
情報を探す側は、人間に代わってAIに「調べて」「挙げて」と頼むようになる。一方で情報を発信する側も、当社のようにAIと一緒にサイトを育てるようになる。その結果、「探す側のAI」と「発信する側のAI」が、お互いに影響し合う構図が生まれ始めています。これが、私たちが今回の経験を通じて実感した「AI×AIの時代」です。
AIに選ばれ、引用される存在であり続けるために、AIを活用して情報発信を続ける――この循環にどれだけ早く乗れるかが、今後の集客や認知に大きく関わってくるのではないかと考えています。
なぜ変化が起きたのか
明確な因果関係を証明することは難しいですが、先ほどのエピソードも踏まえて、私たちなりに考えている理由はいくつかあります。
- 更新頻度が上がったことで、クローラーやAIに「動いているサイト」として認識されやすくなった
- ページごとの情報が整理され、見出し構造がはっきりしたことで、AIが内容を理解・引用しやすくなった
- サービスページやコラムが増えたことで、さまざまなキーワード・文脈からたどり着ける入口が増えた
いずれも特別なテクニックではなく、「こまめに手を入れ続けること」の積み重ねだと感じています。
中小企業にとってのチャンス
これまで、ホームページを継続的に改善し続けるには、専任の担当者や制作会社への継続発注が必要で、特に中小企業にとってはハードルの高いことでした。
しかし、AIコーディングツールの登場によって、少人数の会社でも「作って終わり」ではなく「育て続ける」ホームページ運用が、現実的な選択肢になってきています。当社自身がその変化を体感した一社として、同じような課題をお持ちの企業様のお手伝いができればと考えています。
ホームページの運用方法を見直したい、AIを活用した継続的なサイト改善にご関心のある方は、お気軽にお問い合わせください。
